自分から「少し距離を置きたい」と言ったのに、言った日の夜からもう落ち着かない。相手の名前が並んだままの画面を、何度も開いては閉じている。
距離を置くと言った側の後悔は、切り出した本人にしか見えないところで起きます。ここでは、その後悔がどんなときに出てくるのか、どのくらいの期間で気持ちが動くのか、連絡したくなったときに何ができるのかを順に整理しました。
- 距離を置くと言った側が後悔するのはどんなときか
- 後悔が出てくるまでの期間の目安と、判断してよい時期
- 連絡したくなったときの伝え方と、戻らないほうがよい場合
距離を置くと言った側が後悔するのはどんなときか

距離を置くと言った側が後悔するのは、相手が本当に連絡をやめて、静かな時間が続いたときです。切り出した瞬間ではなく、言葉が現実になってからのほうが重く感じられます。
後悔と一言で呼んでいますが、中身は「気持ちが戻った」「ひとりが不安」「自分の言い方を悔やんでいる」といった別のものが混ざっています。どれが自分の後悔なのかで、次にすることが変わります。
| 後悔が出やすい場面 | そのとき相手側で起きていること | 読み取り方 |
|---|---|---|
| 相手からの連絡が完全に止まった | 言われたとおりに待っている/解放されて離れている、のどちらもありうる | 止まったこと自体では判断できない |
| 予定のない夜に時間が空いた | 相手も同じ時間を持て余している場合と、別の予定で埋めている場合がある | 自分の寂しさの話であって、相手の気持ちの情報ではない |
| 相手の良かったところばかり浮かぶ | 相手側でも同じように美化が起きていることがある | 置いた理由を思い出す段階 |
| 相手に別の人がいるかもしれないと考えた | 実際に動いている場合と、こちらの想像だけの場合がある | 確かめようとすると距離を置いた意味が消える |
| 言い方が強すぎたと気づいた | 相手は理由よりも「切られた」という事実で受け取っていることが多い | 謝る余地がある唯一の後悔 |
相手が本当に連絡をやめたとき
相手が本当に連絡をやめたときに、後悔はいちばん濃く出ます。距離を置くと言った側は、言った時点では「少し離れるだけ」と思っていることが多いからです。
ところが相手の側からすると、距離を置きたいと言われた以上、連絡を送るのは約束を破ることになります。連絡が来ないのは拒絶ではなく、言われたとおりにしているだけという可能性が高いという見方は、覚えておくと少し楽になります。
ただし、離れてみて気持ちが軽くなり、そのまま距離を保っている場合も同じ「連絡が来ない」に見えます。同じ沈黙から二つの状態が起こりうるので、沈黙の長さだけで相手の気持ちを決めないほうが落ち着きます。
予定のない夜に、時間の空きへ気づくとき
予定のない夜に時間の空きへ気づくときも、距離を置くと言った側の後悔が出やすい場面です。連絡のやりとりが生活の一部になっていた人ほど、空いた時間がそのまま不安に変わります。
この種類の後悔は、相手そのものではなく、習慣が途切れたことへの反応に近いと考えられます。相手のことを考え続けている時間が長いほど、思い出のほうだけが濃くなっていきます。
だからこの時期の「戻りたい」は、そのまま受け取らないほうが安全です。予定を入れて時間を埋めたあとで、それでも戻りたいと思うかを見るほうが、自分の気持ちがはっきりします。

同じ沈黙でも、相手の状況によって意味は変わります。
自分から言ったのに揺れるのは珍しくない
自分から言ったのに揺れるのは、珍しくないことです。距離を置くという判断は、多くの場合、限界が来たときの勢いで口に出ています。
限界の状態で決めたことは、少し休むと同じ強さでは思えなくなります。疲れが抜けたぶん相手の良い面が見えてきて、切り出した自分の判断がわからなくなるという流れです。
この揺れを「自分が身勝手だから」と結びつけなくて大丈夫です。切り出した側が後悔する相談は実際に多く、言った側が一度は揺れるものとして扱っておくほうが、次の判断を落ち着いて選べます。
相手に別の人がいるかもしれないと思ったとき
相手に別の人がいるかもしれないと思ったときも、距離を置くと言った側の後悔が強く出ます。自分が離れている間に、代わりがいるかもしれないという感覚が生まれるためです。
この不安は、実際に何かが起きているかどうかとは切り離して考えたほうが落ち着きます。離れている間は相手の生活が見えないので、見えない時間がそのまま想像で埋まっていくのが自然な流れです。
難しいのは、確かめようとした時点で距離を置いた意味がなくなることです。相手の予定や交友関係を聞き出す連絡は、期間を置いている理由とかみ合いません。
だからこの後悔は「気持ちが戻った」ではなく「失う怖さ」から来ている可能性が高いと見ておくほうが安全です。怖さが理由の連絡は、戻れたとしても同じ不安が残ります。
後悔していることと、戻ることは別で動く
後悔していることと、実際に戻ることは別で動きます。後悔は感情の動きで、戻るかどうかは条件がそろうかどうかの話だからです。
距離を置いた理由が「相手の予定が合わない」「会う頻度が減った」のような外側の事情なら、事情が動けば戻る余地は残ります。一方で、扱われ方や約束の守られ方が理由だった場合、寂しさで戻っても同じ場面がもう一度来ます。
つまり後悔の強さは、戻ったあとうまくいくかどうかの手がかりにはならないということです。判断の材料は、置いた理由が解けたかどうかのほうにあります。
距離を置くと言った側の後悔が出てくる期間の目安

距離を置くと言った側の後悔は、切り出して数日以内に一度出て、2週間を過ぎたあたりでもう一度形を変えて出てくる傾向があります。最初の波と二度目の波は、中身がかなり違います。
| 期間 | その時期に出やすい後悔 | 判断に使えるか |
|---|---|---|
| 〜3日 | 言ってしまった不安・反射的に戻したい気持ち | 使えない(疲れと勢いの反動) |
| 1〜2週間 | 生活の空きに気づく・相手の良い面が濃くなる | 参考程度(美化が入りやすい) |
| 1か月前後 | 置いた理由をあらためて思い出せる・気持ちが形になる | 使える(多くの人が答えを出す時期) |
| 2か月前後 | 価値観や将来の不安まで考えが及ぶ | 使える(結論が長く残りやすい) |
| 3か月以降 | 連絡のきっかけが作りにくくなる | 使えるが、自然に離れていく流れになりやすい |
3日以内に出る後悔は判断材料にしない
3日以内に出る後悔は、判断材料にしないほうが落ち着きます。切り出した直後は、相手を失うかもしれないという感覚だけが強く出る時期です。
実際に、自分から距離を置きたいと言った翌日に「もう連絡したい」と揺れている相談は、Q&Aサイトにも残っています。1日で気持ちが反転することがあるというのは、それだけこの時期の感覚が不安定だという意味でもあります。
ここで送ってしまうと、置いた理由は何も片づかないまま関係だけ元に戻ります。数日だけでも間を空けると、自分が何に困っていたのかが見えやすくなります。
1〜2週間を過ぎると、気持ちが形になってくる
1〜2週間を過ぎると、距離を置くと言った側の気持ちが少し形になってきます。感情の波が落ち着いて、置いた理由を言葉にできるようになる時期です。
もっとも、この時期は相手の良かった面だけが思い出されやすい時期でもあります。考え続けているぶん、いい場面の記憶が濃くなっていくためです。
だから2週間前後で出てくる「やっぱり戻りたい」は、そのまま答えにしないほうが安全です。次の項の1か月前後まで持ち越して、同じ結論が残るかを見る形が穏やかだと思っています。
1か月を超えると、答えが固まりやすい
1か月を超えると、距離を置くと言った側の答えは固まりやすくなります。距離を置く期間として選ばれることがいちばん多いのも、1か月程度という長さです。
この時期になると、寂しさの波がひととおり過ぎているため、残っている気持ちのほうが本音に近いと考えられます。会いたいという気持ちが残っているなら、それは習慣ではなく相手への気持ちだと受け取ってよい段階です。
逆に、1か月たっても気持ちが戻ってこない場合、それも同じだけ確かな答えです。距離を置く期間は、戻るための時間でも、離れるための時間でもあるという前提で置くほうが、どちらの結論でも受け取りやすくなります。
2か月を過ぎると、連絡のきっかけが作りにくくなる
2か月を過ぎると、連絡のきっかけが作りにくくなります。日が空くほど、最初の一文をどう書けばいいのかが決まらなくなるためです。
この時期になると、距離を置いた理由よりも「今さら送っていいのか」という迷いのほうが大きくなります。迷っている間にさらに日が過ぎて、そのまま連絡しない流れへ入っていきます。
3か月以降は、自然に離れていく形になりやすい時期です。どちらも悪くないまま関係が終わることがあるので、期間を置くと決めた時点で終わりの日を決めておく意味はここにもあります。
もし2か月以上たってから連絡するなら、空いた時間に触れておくほうが伝わります。間が空いた事実をなかったことにしないほうが、相手も返事を書きやすくなります。
距離を置くと言った側は男と女で後悔の出方が変わる

距離を置くと言った側の後悔は、男性と女性で出てくる時期と形が変わると考えられます。切り出す理由そのものに、傾きの違いがあるためです。
男性が切り出すときに多い事情
男性が距離を置こうと切り出すときは、一度ひとりになって考えたいという事情が多く挙がります。仕事や生活で手一杯になっているときに、関係の判断を先へ送るために使われる言い方です。
この形で切り出した場合、後悔は「気持ちが戻った」より先に「言い方が冷たかった」という方向で出やすくなります。理由を十分に伝えないまま離れたことが、あとから気になるためです。
一方で、別れ話を切り出しにくいので距離を置くという形を選ぶ場合もあります。この場合は後悔そのものが出にくく、そのまま離れる流れになりやすいところが違いです。男性側の気持ちの動きは距離を置く間の男性の気持ちの変化でも扱っています。
女性が切り出すときに多い事情
女性が距離を置こうと切り出すときは、自分の気持ちを確かめたいという事情が多く挙がります。相手を嫌いになったからではなく、これ以上続けていいのか迷ったときに口にされる形です。
気持ちを確かめるために置いた距離なので、答えが出たあとに後悔が来ることが多いと考えられます。確かめてみたら気持ちが残っていた、という順番になるためです。
そして確かめる目的だった場合、相手が待っていてくれれば関係は戻りやすくなります。置いた目的が「確認」なら、目的が済んだ時点で距離を置く理由はなくなるという整理ができます。
冷めた、とは限らない
距離を置くという言葉は、冷めたという意味とは限りません。気持ちが残っているからこそ、別れずに時間をもらう形を選ぶ人もいます。
見分けの手がかりになるのは、期間の話が出たかどうかです。いつまでという話が出ているなら関係を続ける前提が残っていて、期間の話がないまま離れた場合は、静かに終わらせる方向の可能性が上がります。
ただしこれも傾向の話で、期間を決めなかったから終わりというわけではありません。言った本人がその時点で決めきれていないことも多く、そこは時間が経ってからしか見えない部分です。
お互いが納得して置いた距離は、後悔が出にくい
お互いが納得して置いた距離では、後悔が出にくくなります。目的と期間を共有できている状態だと、沈黙を拒絶として受け取らずに済むためです。
たとえば、どちらかの仕事や試験が重なっていて、その期間だけ会う回数を減らすという形がそれに当たります。切り出した側も待つ側も、終わりがわかっているぶん気持ちを保ちやすくなります。
反対に、片方だけが納得していない状態で始まった距離は、両側に後悔が出やすい形です。言った側は言い方を悔やみ、待つ側は理由がわからないまま日を数えることになります。
この差は、切り出すときの一言で変わります。理由と期間を一緒に伝えられているかどうかが、その後の重さを分けるという見方ができます。
距離を置いた後に別れる割合はどれくらいか

距離を置いた後に別れる割合は、男女100人に聞いた調査では54%と示されています。半分は別れ、半分は続いているという数字です。
ただし、数字の出どころによって条件も年代も違います。2026年9月25日時点で確認できた2件の調査を、年・対象・数値の軸で1枚に並べました。
| 調査(載っているところ) | 時期 | 対象 | 別れた割合 | 期間の最多 |
|---|---|---|---|---|
| くまにち すぱいす「距離を置く」アンケート | 調査時期の記載なし | 男女100人 | 54% | 1か月程度 |
| セキララ★ゼクシィ 距離を置いた後の調査 | 2017年 | 男女(人数の記載なし) | 女性17%/男性62% | 記載なし |
2件を並べてみると、全体の割合はおよそ半分、男女別にすると大きく開くという形になります。ひとつの数字だけを見て「半分は別れる」と受け取ると、自分がどちら側の傾きにいるのかを見落とします。
男女100人の調査では、別れる割合は54%
男女100人の調査では、距離を置いた後に別れた割合は54%でした。同じ調査では、恋人と距離を置いた経験がある人の割合は約4割とされています。
距離を置く理由として最も多かったのは「気持ちを確かめるため」で、約6割を占めています。別れるために置いたのではない人が多数だった、という読み方ができます。
つまり確かめるつもりで置いた距離が、結果として半分は別れにつながっているということです。置いた目的と結果がずれやすいので、期間と連絡の約束だけは決めておくほうが穏やかだと思っています。
別れたと答えた割合には男女差がある
別れたと答えた割合には、はっきりした男女差が出ています。2017年の調査では、距離を置いた後に別れたのは女性17%、男性62%でした。
この開きは、切り出す理由の違いから来ていると考えられます。女性側は気持ちの確認が多く、男性側は一度冷静になるためという答えが多かったと示されています。
ここから読み取れるのは、男性が切り出した距離のほうが別れへ向かいやすい傾きがあるということです。ただし2017年の調査なので、いまの数字として断定はできません。
実際の相談では、揺れるまでが1日から数日
実際の相談を見ると、距離を置くと言った側が揺れるまでの時間は1日から数日と短いことがわかります。1ページ目に出ていた当事者の投稿2件を、揺れた時期の軸で整理しました。
| 投稿(載っているところ) | 切り出した側 | 揺れた時期 | その後の動き |
|---|---|---|---|
| Yahoo!知恵袋の相談(2023年5月・閲覧11,141) | 自分から距離を置きたいと伝えた | 翌日 | 連絡したいが、どう思われるか迷っている |
| 発言小町のトピ(2025年2月・レス30) | 勢いで距離を置こうと連絡した | 数日以内 | 直接話して撤回し、相手の事情を聞いた |
2件とも、切り出してから揺れるまでが1週間より短い点が共通しています。件数は少ないので傾向とまでは言えませんが、「言った直後に後悔する」という流れは特別ではないという材料にはなります。

翌日に揺れても、決めるのはもっと後で大丈夫です。
距離を置くと言ったのに寂しい・連絡してしまったとき

距離を置くと言ったのに寂しくて連絡してしまったときは、謝るより先に期間だけを言い直すのが穏やかです。置いた理由まで撤回しなくて済むからです。
寂しさと未練は別の感情
寂しさと未練は別の感情です。寂しさは生活の空きから来るもので、未練は相手と続けたい気持ちから来るものだと分けられます。
見分け方は、相手ではなく予定を埋めたときにどうなるかです。友人と過ごした翌日に気持ちが落ち着いているなら寂しさ寄り、予定を埋めても相手のことが残るなら未練寄りと考えられます。
距離を置くと言った側が動くのは、後者だけで十分です。寂しさで送った連絡は、届いた側にも「結局どうしたいのか」が伝わりにくくなります。
寂しさだけで送ると、置いた理由が残る
寂しさだけで送ると、置いた理由がそのまま残ります。関係だけが元に戻り、困っていたことは片づかないためです。
よくあるのは、不安に耐えられず「別れたいの」と確かめてしまう形です。相手はまだ考えている途中なので、答えを迫られた結果、結論のほうが早く出てしまうことがあります。
謝りすぎるのも似た働きをします。距離を置いた自分の言い分まで消えてしまい、同じ場面がもう一度来たときに言い出しにくくなります。連絡そのものをどう扱うかは距離を置く間はラインをしない方がいいのかでも整理しています。
送る前に確かめておきたい3つのこと
送る前に確かめておきたいのは、時間帯・目的・置いた理由の3つです。この3つがそろっているときの連絡は、勢いで送った連絡とは届き方が変わります。
- いま送ろうとしているのは夜中ではないか(深夜の文面は不安が濃くなりやすい)
- 送る目的は「話す時間をお願いすること」になっているか(答えを迫る形になっていないか)
- 距離を置いた理由のうち、片づいたものが1つでもあるか
3つのうち2つ以上が引っかかるなら、あと数日おいてから見直すほうが落ち着きます。距離を置くと言った側の後悔は波なので、1日ずらすだけで文面が変わることがあります。
反対に、3つそろっているなら送っていい段階です。期間の途中であっても、終わりの日を伝える連絡は追いかける連絡とは別のものとして扱えます。
もう送ってしまったときにできること
もう送ってしまったときにできるのは、送った内容を追いかけず、期間の終わりだけを一度伝えておくことです。取り消そうとするほど、やりとりが増えていきます。
伝えるのは「急に送ってしまってごめん」「◯日ごろに、あらためて話したい」の2つで足ります。距離を置くと言った側から出す言葉としては、これで十分に誠実です。
そのあとは返事を待つ側になります。返事がないまま日が過ぎても、追加で送らないほうが、決めた期間の意味が保たれます。
距離を置く間に、待っている側が先に冷めることもある

距離を置いている間に、待っている側が先に冷めてしまうこともあります。距離を置くと言った側が後悔しているうちに、相手の気持ちが降りているという入れ違いです。
曖昧なままだと、熱が下がる
曖昧なままの状態が続くと、待っている側の熱は下がります。いつ終わるのかわからない待ち方は、気持ちを保つのに力を使うためです。
待つ側にできるのは、連絡を控えて日々を過ごすことだけです。自分では何も動かせない状態が長引くと、気持ちを守るために距離を取る方向へ傾いていきます。
これは相手の愛情が薄かったという話ではありません。待つ側の冷めは、曖昧さから身を守るための反応として起こることがある、という見方です。
期限がないと、待つ側の消耗が先に来る
期限を決めていないと、待つ側の消耗が先に来ます。終わりが見えない待ち方は、1週間でも1か月でも同じ重さで感じられるためです。
だから距離を置くときのルールとして、期間を決めることが挙げられます。連絡やSNSでのやりとりをどうするかまで決めておくと、お互いの負担が軽くなります。
すでに期限を決めずに始めてしまった場合は、途中から伝えても間に合います。「◯日ごろまで」と一度だけ送っておくのは、関係を追いかける連絡とは別のものです。
連絡が来ないのは、約束を守っているだけの場合もある
相手から連絡が来ないのは、約束を守っているだけの場合もあります。距離を置きたいと言われた側からすると、送ること自体が約束を破る行為になるからです。
そのため、沈黙が長いほど気持ちが離れたとは限りません。むしろ言われたことを大事にしている人のほうが、何も送らずに待っていることがあります。
ただし、離れて楽になっている場合も同じ沈黙に見えます。どちらなのかは連絡を再開したときの返り方でしか見えないので、沈黙の長さで結論を出さないほうが落ち着きます。
待っている側から連絡が来たときの受け取り方
待っている側から連絡が来たときは、内容ではなく「未来の話が入っているか」で受け取るほうが読み違えません。近況だけの連絡と、次に会う話が入った連絡では意味が変わります。
近況や近くの話題だけの連絡は、様子をうかがっている段階と考えられます。ここで距離を置くと言った側が長い返事を返すと、期間そのものがなくなってしまいます。
次に会う話や、いつまで待てばいいかという問いが入っている場合は、答えを求められている段階です。返せる範囲で日付を伝えるほうが、相手を待たせる時間が短くなります。
待つ側が離れはじめたときに出るもの
待つ側が離れはじめたときは、連絡の温度が下がる形で出ます。返事は来るのに短くなる、次に会う話が出てこない、といった変化です。
これは怒っているのとは違う動きです。期待するのをやめたほうが痛くないので、気持ちの置き場所を先に移している状態だと考えられます。
この段階で距離を置くと言った側ができるのは、あいまいなままにしないことだけです。戻りたいのか、いったん離れるのかを決めて伝えるほうが、相手の消耗が止まります。
ただし、短い返事が続いているだけで冷めたと決めるのも早すぎます。距離を置いている間は文面を考えるのが難しくなるので、短さそのものは気持ちの量とは別の話です。
距離を置きたいと言ったあとの過ごし方と戻り方

距離を置きたいと言ったあとは、置いた理由を書き出しておいて、終わりの日だけ先に共有しておくのが落ち着きます。この2つがあると、後悔が出たときに流されにくくなります。
置いた理由を書き出して読み返す
置いた理由は、連絡したくなる前に書き出しておくのが役に立ちます。時間が経つほど、相手の良かった場面だけが濃くなっていくためです。
書き出すのは、困っていた場面と、そのとき自分が我慢したことの2つで足ります。あとから読み返したときに、気持ちだけで判断していないかを確かめられます。
合わせて、相手の動向を見る習慣もいったん外しておくと楽になります。見るたびに考える時間が増えて、美化と不安の両方が進みます。
終わりの日だけ先に共有しておく
終わりの日だけは、先に共有しておくほうがお互い楽になります。距離を置くと言った側が黙っている時間は、相手には終わりのない待ち時間に見えるからです。
伝えるのは日付だけで十分です。理由をもう一度並べ直したり、気持ちを確かめる文を足すと、期間そのものの意味が薄れます。
再開するときの最初の連絡も、短く誠実なほうが届きます。戻りたい気持ちを先に押し出すより、話す時間をお願いする形から入るほうが、相手にも考える余地が残ります。
期間のあいだに、自分のためにできること
期間のあいだに自分のためにできることで、いちばん効くのは予定を先に入れておくことです。空いた時間が残っているほど、相手のことを考える時間がそこへ入ってきます。
予定の中身は、友人と会う・家族と過ごす・ひとりで出かけるのどれでも構いません。恋愛から離れた時間を持つことそのものが、気持ちの波を落ち着かせます。
そして、この期間に自分の側で直せることがあるなら手をつけておくと、再開したときに話せる材料が増えます。謝る言葉よりも、変わった行動のほうが相手には伝わります。
ここで大事なのは、相手のために変わろうとしすぎないことです。自分が続けられる形でないと、戻ったあとに元へ戻るので、無理のない範囲にしておくほうが長く残ります。
うまくいった形に共通していること
距離を置いてうまくいった形には、共通点が3つあります。連絡を追いかけなかったこと、置いた理由が片づいたこと、そして謝る点を絞って伝えたことです。
- 期間中は連絡を控え、相手の考える時間を残した
- 忙しさや生活の事情が落ち着いてから再開した
- 謝るべき1点だけを具体的に伝えた
- 戻ったあとの約束(会う頻度・連絡の間隔)を決め直した
逆にうまくいかなかった形は、この裏返しになります。不安で連絡を重ねた、別れたいのかを確かめた、置いた理由に触れずに元へ戻した、という流れです。
4つのうちで見落とされやすいのが、最後の「約束を決め直す」ところです。戻れたことで安心して、会う頻度や連絡の間隔をそのままにしてしまうと、距離を置く前の形へ静かに戻っていきます。
決め直すといっても、細かいルールを並べる必要はありません。週に一度は声を聞く、返事が遅くなりそうな日は先に伝える、といった1つか2つで十分に変わります。
戻らないほうがいい場合もある
距離を置いたあと、戻らないほうがいい場合もあります。後悔が強いほど戻る理由になりそうに見えますが、理由の種類によっては同じ場面がもう一度来ます。
| 置いた理由 | 戻ったあとに起きやすいこと | 私ならどうするか |
|---|---|---|
| 相手の予定が合わない・会う頻度が減った | 事情が動けば落ち着く | 頻度を決め直してから戻る |
| 扱われ方・言い方がつらかった | 同じ場面が繰り返される | 謝罪ではなく、変わった行動を見てから決める |
| 約束が守られなかった | 約束の重さが元に戻らない | 戻る前に、守れる約束の形まで話す |
| ひとりになるのが怖かっただけ | 相手ではなく不安が残る | 戻らず、予定を埋める時期を長めに取る |
私は、後悔の強さではなく置いた理由が解けたかどうかで決めるほうがいい関係になれると思っています。理由が外側の事情なら戻る余地があり、扱われ方や約束が理由だったなら、変わった行動を見るまで待つほうが穏やかです。
根拠にしているのは、この記事で並べた2件の調査です。確かめるつもりで置いた人が6割いて、それでも半分は別れているという形は、置いた理由が片づかないまま戻った場合が含まれていると考えられます。

答えが出るまで、少し時間がかかっても大丈夫です。
距離を置くと言った側の後悔についてよくある質問

距離を置いた後、話し合いで別れる割合はどれくらいですか
話し合いで別れた割合だけを分けて示した調査は見つかっていません。距離を置いた後に別れた割合として示されているのは、男女100人の調査の54%という数字です。
この54%には、話し合って別れた場合と、連絡が途切れて自然に終わった場合の両方が含まれていると考えられます。話し合いの有無で分けた数字は、公開されている範囲では確認できていません。
現在分かっている情報としては、距離を置く期間として選ばれるのが1か月程度で、3か月を超えると連絡のきっかけが作りにくくなるという流れです。ここから、話し合いにたどり着かないまま終わる形もそれなりにあると考えられます。
振った側が後悔する確率は出ていますか
振った側が後悔する確率を示した調査は、確認できていません。距離を置いた後にどうなったかの割合は示されていますが、後悔したかどうかを数えた調査は見つかっていない状態です。
ただし、距離を置くと言った側が揺れている相談は実際に残っています。確率としては言えませんが、珍しいことではないという受け取り方はできます。
距離を置いた期間のあと、連絡はどちらからするものですか
期間のあとの連絡は、距離を置くと言った側から出すほうが自然です。言い出した側が期間の終わりを知っているため、相手は動きにくい立場にいます。
内容は、短く誠実であれば十分です。結論を先に迫らず、話す時間をお願いする形から入ると、相手にも考える余地が残ります。
距離を置いている間、相手のSNSは見ないほうがいいですか
相手のSNSは、いったん見ない形にしておくほうが落ち着きます。見るたびに考える時間が増えて、美化と不安が同時に進むためです。
投稿の有無や内容から気持ちを読み取るのも難しいところです。距離を置いている間はふだんと投稿のしかたが変わる人もいるので、判断の材料にはなりません。
どうしても気になるときは、通知だけ切って自分から開かない形にしておくと続けやすくなります。完全に見ないと決めるより、開くきっかけを減らすほうが無理がありません。
距離を置く期間は、どのくらいが目安ですか
距離を置く期間として選ばれることがいちばん多いのは、1か月程度です。男女100人の調査でも、期間の最多は1か月程度という結果になっています。
一時的な言い合いが理由なら1〜2週間、気持ちの整理が理由なら1か月前後が目安になります。3か月を超えると、連絡のきっかけが作りにくくなる点は先に見ておくと安心です。
距離を置いてうまくいった人は何をしていましたか
うまくいった人がしていたのは、連絡を控えて待つことと、置いた理由を片づけることの2つです。相手の事情が落ち着くまで待った形が多く挙がっています。
加えて、謝る点を1つに絞って伝えた形も残っています。距離を置く間に女性からラインを送るときの考え方と合わせて見ておくと、再開の伝え方が決めやすくなります。
まとめ|距離を置くと言った側の後悔
距離を置くと言った側の後悔について整理しました。要点は次の3つです。
- 後悔が濃く出るのは沈黙が続いたとき
- 判断に使えるのは1か月前後の気持ち
- 決め手は置いた理由が解けたかどうか
切り出した翌日に揺れても、それだけで答えを出さなくて大丈夫です。期間の終わりだけを決めて、そこまで自分の時間を過ごしてから考えてみてください。

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